🌐 World Now|世界の今 ← ライブダッシュボードへ

📊 PERとは?PBR・配当利回りもまとめてわかる株価指標の読み方

最終更新日:2026-07-03|World Now 編集部

「この株はPER8倍だから割安」——投資の話題で必ず出てくるPER。しかし低PERの株を買えば儲かるなら、誰も苦労しません。この記事では、PER・PBR・配当利回りという3大株価指標の意味と目安、そして「割安に見えて割安ではない株」を見抜く視点を、初めての方にもわかるように解説します。

PERとは「株価が利益の何年分か」

PER(Price Earnings Ratio=株価収益率)は、株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)で計算します。たとえば株価1,500円・1株利益100円ならPER15倍。これは「いまの利益が続くなら、投資額を回収するのに15年分の利益が必要」という意味です。

日本株全体の平均はおおむね15倍前後で推移してきました。ざっくりした読み方は次の通りです。

PERの水準一般的な解釈
10倍以下市場の期待が低い(割安 or 何か問題を抱えている)
15倍前後日本市場の歴史的な平均圏
25倍以上高い成長期待が織り込まれている(割高 or 急成長株)

「低PER=買い」とは限らない——バリュートラップ

ここが最重要ポイントです。PERが低いのには、たいてい理由があります

つまり「PERが低い株のランキング」をそのまま買うのは、「安売りワゴンの中身を見ずに買う」のに近い行為です。低PERは「調べる価値のある候補リスト」であって「買いリスト」ではありません。

PBR——「会社の解散価値」との比較

PBR(株価純資産倍率)は株価 ÷ 1株あたり純資産。1倍を割ると「会社を解散して資産を分けたほうがマシ」という評価を意味します。日本では長らく上場企業の約半数がPBR1倍割れで、2023年に東証が改善要請を出したことで「低PBR株の見直し」が相場のテーマになりました。

ただしPBRも万能ではありません。純資産の中身(不動産か、在庫か、のれんか)で意味が変わりますし、資産をほとんど持たないIT企業のPBRは高くて当然です。

配当利回りとROE——組み合わせて見る

プロがよく使う組み合わせは「低PBR × 高ROE」「低PER × 増益トレンド × 減配していない」のような複数条件です。単独の指標で判断しないことが、罠を避ける最大のコツです。

自分でスクリーニングするには

個別株の指標ランキングは、証券会社の口座があれば無料のスクリーニングツール(条件検索)で誰でも作れます。「PER15倍以下・PBR1倍以下・ROE8%以上・配当利回り3%以上」のように条件を組み合わせ、出てきた銘柄を1社ずつ「なぜ安いのか」を調べる——これが王道の手順です。Yahoo!ファイナンスや各証券会社のアプリにも同機能があります。

💡 市場「全体」がいま歴史的に割高なのか割安なのかは、本サイトのダッシュボードの市場バリュエーション温度計で確認できます。個別株を見る前に「地合い」を知っておくと判断の精度が上がります。

📊 市場全体が割高か割安かをダッシュボードで見る →

よくある質問

PERは何倍なら買いですか?

「何倍なら買い」という絶対的な基準はありません。業種平均・同業他社・その会社自身の過去レンジと比較し、利益の持続性とセットで判断するものです。低PERには低いなりの理由があることが多く、単独では買いの根拠になりません。

PERとPBRはどちらが重要ですか?

役割が違います。PERは「利益」に対する株価の水準、PBRは「資産」に対する株価の水準です。利益が安定している会社はPER、資産が厚い会社や赤字の会社はPBRが手がかりになります。実務では両方+ROEを組み合わせて見るのが一般的です。

低PER株のランキングはどこで見られますか?

証券会社の無料スクリーニングツールやYahoo!ファイナンスのランキングで確認できます。ただしランキング上位は市況産業や特殊要因の銘柄が多く、そのまま買うのは危険です。必ず「なぜ低いのか」を個別に確認してください。

⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言・金融商品の勧誘ではありません。為替・暗号資産の取引には価格変動リスクがあります。投資判断はご自身の責任で、必要に応じて金融機関や専門家にご相談ください。